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登録メーカー
221社
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国内:577名/海外:485名

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Rin crossing Eye Rin crossingに期待を寄せる方々に、専門家の立場からいま求められる市場ニーズやものづくりへのヒントをお聞きします。

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レポート<「L/RIN」プロジェクトお披露目会>2015/12/15

「L/RIN」プロジェクトお披露目会を開催しました。

Rin crossing では、クリエイティブカンパニー『SELF』と共同で、2014 年 5 月に、クリエイターとの新商品開発支援プロジェクト「L/RIN(エル スラッシュ リン)」を立ち上げ、参加メーカー15 社が商品開発を進めてきました。

11月13日(金)、東京・大手町のビジネス創発拠点「TIP*S」において、「L/RIN」を通じて開発した商品・試作品のお披露目会が開催されました。会場では、参加メーカーとクリエイターによるトークセッションも開催され、「クリエイティブワークを円滑に進めるためには何が必要か?」をテーマに、約1時間にわたって活発な意見交換が行われました。


トークセッションの中盤では、株式会社アスカムの営業担当マネージャー・横山公哉氏とアートディレクター吉田ちかげ氏から、「炭の利休」のパッケージデザイン開発プロセスが紹介されました。同商品は、木炭の脱臭・除湿機能を向上させたセラミック炭を、茶席菓子のような美しい形(きく・うめ・もみじ・さくら)に仕上げ、インテリアグッズとしても使える新商品です。

「『炭の利休』のパッケージについては、あらかじめ社内でも『海外のお客さんに興味を持ってもらえる“和テイスト”のパッケージにしよう』とか、『単なる包装ではなく、使用時に台座としても使えるパッケージにしたい』など、大まかなイメージはできていました。そして、初回の打ち合わせで吉田さんから提案されたのが、桐箱を使用したパッケージ案でした。当社のイメージに非常に近いものだったため、『あとは彼女の持ち味である“かわいらしさ”を存分に発揮していただければ間違いない』と確信してお任せしました。おかげさまで『炭の利休』は、百貨店のギフトコーナー、和装雑貨売り場などで好評をいただいています。また、新たにカナダの販売店との取引も生まれました。結果として、当社のブランドイメージをアイコニックに表現するパッケージに仕上げていただけたと思っています」(横山さん)

「最初はコストを考慮せずに“商標ロゴを箔押しにしたい”“リボンをつけたい”など、できるだけ多様なアイデアを提示しました。その後、製作コストとの兼ね合いを相談しながら、デザイン的に“引き算”をしていくという手順で仕事を進めたのですが、最初の打ち合わせ時点から『ゴールのイメージが明確に共有できている』という実感があったので、デザイナーとして安心して仕事が進められましたし、満足感のある仕上がりになりました」(吉田さん)

アスカムと吉田さんのコラボが成功したポイントは、「目標とするイメージの共有」にあったようです。トークセッションでは、他にも、コラボレーションを成功させる秘訣として、以下のようなポイントが指摘されました。

■「クリエイターが関与すれば、すべてがヒット商品になる」という考えは幻想に過ぎない。「ともにつくっていく」という姿勢が大切。

■メーカー、クリエイター双方が、互いに遠慮しているとうまくいかない。メーカー側が「私たちはこの商品でこんなことを実現したい!」という強い思いを伝え、クリエイターが「その目標を実現するためには、こんな方法がありますよ」とデザイン面からの解決策を提示していく。遠慮なく意見をぶつけ合える関係を、時間をかけて築いていくことが必要。

■商品化がゴールではない。商品が完成した後で「どんなターゲットのお客さんをつかむのか?」「そのためには、どんな見せ方が有効か」など、販路や市場創出まで見通したイメージが共有できないと成功しない。

■「何か目新しい商品をつくりたいけれど、何をやっていいのかわからない」というメーカーは、有効なコラボレーションを実現できない。一方、自社商品の強みや魅力を自覚し、「こんなふうに見せていきたい」というアピールポイントを明確にしているメーカーは、結果として売れる商品づくりを実現している。

■メーカー側には、クリエイターとコンセプトを共有した後は、腹をくくってお任せするという“覚悟”も必要。

また、トークセッション後に開催された交流会でも、うちとけた雰囲気の中で、忌憚のない意見交換が行われました。

「L/RIN」を通じた今回のコラボレーション事例は、「クリエイターとのコラボにより、自社の強みを再発見し、売れるモノづくりに挑戦できる」というRin crossingの支援の方向性のひとつを具体的に示したものと言えるでしょう。この経験を踏まえ、Rin crossingでは、今後もさらに「地域発」新商品の販路開拓・市場創出・活性化を支援していきます。

今回出展したメーカーおよびクリエイター・ブランド

【クリエイター・ブランド(順不同) 】
SELF(L)
Plantica

(参考情報)L/RIN公式サイト : http://rincrossing.smrj.go.jp/lrin/

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