The Place of Discovery Rin Crossing

menu

menu

登録メーカー
261社
登録バイヤー
国内:803名/海外:517名

詳細へ

Rin crossing Eye Rin crossingに期待を寄せる方々に、専門家の立場からいま求められる市場ニーズやものづくりへのヒントをお聞きします。

Home > Rin crossing Eye > レポート<地域にFOCUS in 山梨>

レポート<地域にFOCUS in 山梨>2013/11/6

Rincrossing Eyeの新しいレポート「地域にFOCUS」をお届けします。

このレポートは、モノづくり地域の若手やグループ等に焦点を当てて、各地で起きている様々な動きをご紹介していこうという企画です。

今回は、山梨からのレポートです。

生まれ育った町が輝いていると嬉しい。山梨そして日本を、もっともっと輝かせたい・・・。
そんな想いから名づけられた「カガヤカ」は、山梨の地方メディアである山梨日日新聞社・山梨放送グループの社内ベンチャー事業として産声を上げた。
若手メンバーが中心となって山梨の地場産業や伝統工芸に現代のエッセンスを加え、新たな商品提案を行い、生まれ育った地元の産業を盛り上げている。

昨年の秋にスタートした【カガヤカ】は、既に3商品の共同開発・販売を行っているが、早くも次の商品開発を模索しており、Rin crossingの登録メーカーでもある「槙田商店」で打ち合わせを行うと伺い、同行させて頂いた。

槙田商店は、創業140年以上の歴史で培った生地のノウハウを活かして、先染洋傘地として全国的な地位を確立している企業である。
昭和天皇をはじめ皇族が愛用している最高級の傘地を納めている槙田商店では自社製品の開発も行っており、本日は職人が生地を1枚1枚三角形に裁断し、中縫いから中綴じと進み、やがて傘の完成へ向かう工程を見学させて頂いた。

今回は特別に生地の製織現場にも入らせて頂き、国内ではあまり見られない大口電子ジャガードを甲斐絹の産地として培った伝統の技術を活用して織られていく迫力は、オリジナリティーとは別ものの他者を寄せ付けない誇り高き伝統を感じさせた。

完成した傘の商品説明を行う槇田洋一さん

見学が終わった後は、今回の本題である「カガヤカ」による商品プロデュースに向けて「槙田商店」子供服ブランド「frankygrow」による共同開発プロジェクトに向けての意見交換会が開かれた。
frankygrowは、2013年1月フランスパリで行われた展示会プレイタイムパリにてMilK Franceよりベストクリエーター賞を受賞し、日本国内をはじめ海外でも評価を得ている注目を集めている山梨発の成長ブランドで、frankygrowデザイナーの高井さんもまた山梨に愛着をもって活動している1人だ。

打ち合わせを行うフランキーグロウ・カガヤカ・槙田商店のメンバー

商品開発の可能性を探り、frankygrowデザイナー高井さんと槙田商店の企画・デザインを担当する田村さんは、活発的に質問と回答が飛び交った。時には可愛いデザインの生地を見つけては、純粋に楽しんでいるようにも見えた。
プロデュースを行う「カガヤカ」の3名のメンバーは、打ち合わせの進行を行いながら、2社のやり取りに耳を傾け、肯き、時には一緒に驚き、可能性を探っていた。

古い宝の地図のような昔の見本帳に残っている生地は、可愛いらしいデザインも多く、白黒写真でしか見たことのない歴史観がカラフルに変わりそうな気がした。「やっていることは今も昔も変わらない。データ化になっただけ」と語る田村さんの言葉が伝統を継承しているモノ作りへの誇りが垣間見えた。地域のためは、自分のためでもあるのだろう。生まれ育った山梨で活動している彼ら彼女ら全員が眩しく写る。

カガヤカメンバー小林武さん、代表の仙洞田知紘さん、アートディレクターの五味竜康さん

「カガヤカ」の地域産業の活性化に取り組む姿勢は覚悟が違う。地域活性化を行っている地域は無数にある。企画プロデュース会社も全国に多数ある。一般的な地方メディアは、報道や広告の域を超える事はないだろう。しかし、彼らは企画した商品を全て作り手から全て買い取り、リスクと使命を背負い自らの足で販路拡大を行っている。

「山梨を輝かせたい」「山梨にこだわっている」そう力強く話す彼らを動かすものは、言い古された地元活性化や汎用的なマーケティング・ブランディングなどではなく、生まれ育った地域への純粋な愛を感じる。気持ちを込めて丁寧な仕事で作ったモノは人の心を揺り動かす。そんな山梨のモノ作りを行っている商品や企業に現代的なエッセンスを加えながら、世に広めている姿は、既に輝いていた。彼らの想いがある限り、彼らが輝いている限り、これからも良いモノを生み出し続けると確信せずにはいられなかった。

カガヤカ

カガヤカは、山梨日日新聞社・山梨放送(山日YBSグループ)グループ創業140周年を記念し、社員約1000名を対象に募集された「NEWBUSINESS PLAN CONTEST」の中から採択されたプロジェクト。
山梨県の伝統工芸や地域産業資源を様々なアイデアと独創的なスタイルでプロダクトを製作し、メディアと連携しながら全国に世界に流通させていくことを目的に2012年9月にスタートした。
守り続けてきた職人の想い、そしてその商品が持つ歴史やストーリーを大切にし、皆が笑顔になれる!そんな"ものづくり"を目指している。

frankygrow / フランキーグロウ

2010S/S よりコレクションスタート 『simple pop!』をコンセプトにした独特な 色づかいと素材、ディテール、パターンに こだわりをもち縫製は全て日本。 日本国内をはじめ海外でも評価を得 、2013年1月フランスパリで行われた展示会 プレイタイムパリにてMilK Franceより ベストクリエーター賞を受賞。
デザイナー 高井 知寿子は3児のハハ。第2子出産を機に子供服つくりを始める。
服作りのベースは『こどもたちのカワイイ笑顔が映える服』

株式会社槙田商店

創業1866年。産地の織物の発祥とも言われる甲斐絹(カイキ)の織物時代から培った技術を活かし、傘地、傘、服地、マフラーを生産している。傘地は、皇室御用達の商品にも採用されている。
商品やサービスを常にお客様の立場に立って考えた商品創りを理念に地域の織物産業の活性化に尽力している。
Rin crossing登録メーカー。

各地での動きがあれば、フォーカスしますので、ぜひRincrossing事務局までお知らせください。

ページトップへ