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Rin crossing Eye Rin crossingに期待を寄せる方々に、専門家の立場からいま求められる市場ニーズやものづくりへのヒントをお聞きします。

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Rin crossing 登録バイヤーインタビュー 海外編 Vol.12015/06/18

欧州進出を目指すのであれば、まずはしっかりとした取引体制の構築が重要です。107Rivoli MD(マーチャンダイズ)責任者 Claire Saint Guilhem

今回は海外販路開拓先として注目が高まっているフランス・パリにおいて、パリ装飾芸術美術館のミュージアムショップとして独自の商品セレクトを行っている107Rivoli MD(マーチャンダイズ)責任者 Claire Saint Guilhem様よりお話を伺いました。文中敬称略。

まず、107Rivoliについてお教えください。

Guilhem パリ装飾芸術美術館のミュージアムショップとして、2013年にアートプロダクトを提案するコンセプトショップARTEUMが営業権利を取得し運営を開始しました。それまでは一般的な品揃えのミュージアムショップでしたが、MDと内装が一新され、注目を集めるようになりました。お客様の3分の1は美術館見学者、3分の1は観光客、残りの3分の1は地元の人です。

商品探しのコンセプトについてお教えください。

Guilhem 3つのキーワードがあります。見た目が美しく驚きがあるもの、ユニークな技術による製造、機能性が高いものです。

商品探しはどのように行っていますか?

Guilhem 商品の調達は主にフランス、イタリア、英国、北欧、スペインで、アジアでは唯一日本です。ただし、韓国製商品のデザイン・質が年々向上しており、最近は国をあげて売り込みにきています。日本の商品については、主な情報源としてパリのセレクトショップ、雑誌、インターネットを活用し、メゾン・エ・オブジェでもチェックしています。

商品の取引条件についてお教えください。

Guilhem 原則、委託販売としています。商品返却時の送料は107Rivoliが持つことが多いです。安価なステーショナリーや、売れることがわかっている商品(イッセイミヤケのBAOBAO)は買い取っています。

今、店頭ではどんな商品が注目されていますか?

Guilhem やはり、装飾芸術美術館の展示テーマと連動した商品の注目度が高いです。

日本の商品のお取り扱いはありますか?

Guilhem 数点あります。イッセイミヤケのBAOBAOやステーショナリー、茶筒等です。

取り扱うに至った理由をお教えください。

Guilhem 基本的に、日本の商品は非常に興味深く、デザイン性や品質の高さ、そして機能性に関心があります。パッケージングの面白いものやバラエティの豊かさがPRポイントです。

反対に、取り扱いしない商品、取り扱いたかったが諦めたものはありますか?

Guilhem 取引条件が不明確な場合が多く、交渉に非常に時間がかかって諦めたことがあります。

日本の企業と取引を行う上で感じる課題についてお教えください。

Guilhem エージェントを通さない場合はコミュニケーションが難しく、多くの場合、取引条件が不明確であることが問題だと感じます。セット価格、納期、在庫、EXWORKなのかFOBなのか等の輸送条件が曖昧なことが多いです。一番良いのは輸送費込みで価格を出していただくことですが、なかなかそうはなりません。また、展示会で声を掛けても、具体的な取引について商談できないことが多いのも残念です。

商品のお取り扱いにあたり、日本のメーカーから得たい情報はありますか?

Guilhem 特に日本の伝統工芸品は、写真等のビジュアル資料で西洋の生活シーンでどのように使われるのかわかる「見せ方」の工夫をしてほしいです。また、海外輸出対応がしっかり取れているのか社内体制がわかると安心できます。ラインシート等の取引資料についても、ユーロ建てでしっかり整えておいて欲しいです。

最後に、日本のメーカーに伝えたいことはありますか?

Guilhem 日本の商品は特殊で商品自体の魅力は高いものの、コミュニケーション等、取り扱うのに大変苦労することが多いと感じます。双方の文化やロジスティック事情を理解した担当者がいないと継続的な取引は難しいと思います。

お忙しい中、ありがとうございました。今後ともRin crossingをどうぞ宜しくお願いいたします。

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