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Rin crossing Eye Rin crossingに期待を寄せる方々に、専門家の立場からいま求められる市場ニーズやものづくりへのヒントをお聞きします。

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Rin crossing 登録バイヤーインタビュー 海外編 Vol.82015/10/08

パリは世界中から人が集まるので情報発信に最適です。ぜひ有効にご活用ください!Discover Japan Paris(ディスカバージャパンパリ)代表 塩川嘉章氏

今回は海外販路開拓先として注目が高まっているフランス・パリにおいて、注目されているDiscover Japan Paris(ディスカバージャパンパリ)代表 塩川嘉章様よりお話を伺いました。

はじめに、Discover Japan Parisについてお教えください。

塩川 2011年に、日本の商品全般を扱う小売兼イベントスペースとしてオープンしました。パリでは、他にも個別の商品やブランドの小売店はありますが、20年間パリに在住し日本商品に関する需要の高まりを感じていたため、日本の商品が何でもそろう店舗がパリに1店くらいあっても良いのではないかと考えたことがきっかけです。
イベントが多いため店内レイアウトもユニークで、雑誌でも取り上げられるなど注目されています。

日本の商品を幅広くお取り扱いされていますが、売れ筋の商品をお教えください。

塩川 包丁や陶器などは高価格帯でも人気があります。また、価格の低い和雑貨や五本指の靴下なども人気です。

商品探しはどのように行われていますか?

塩川 日本で買い付けを行うことに加え、特定の産地や商品に特化したイベントを頻繁に実施しているので、そのご縁が多いです。

イベントはどのように行われていますか?

塩川 現在、月に2~3本のペースで実施しています。販売可能で、テストマーケティングを目的としたイベントです。イベントの告知はfacebookとDMですが、平均して1日100人程度の来客があります。
また、参加メーカーに実際の海外取引を体験していただくため、当社が商品を日本から仕入れる形で取引を行い、メーカーはインボイスの書き方などを学ぶことができます。当社は販売額からコミッションを取らずにメーカーに利益を還元しており、メーカーに市場の感触をつかんでもらうことを目指しています。イベント後にメーカーが希望する場合は委託販売も可能です。

日本とフランス両方の市場をご存知だと思いますが、違いや日本のメーカーにお伝えしたいことはありますか?

塩川 フランスでは日本のように商品は売れないという前提の下、継続した販路開拓を行うことが非常に重要であることをお伝えしたいです。
フランスでは、1年に一度の長期休暇のために貯蓄を行うため、日々の消費活動は低調です。その一方で、国の人口6000万人に対して年間8000万人の観光客が訪れるため、商品の販路開拓先としてではなく、世界市場へのショーウィンドウとしてパリへの展開を捉えるのが良いのではないかと感じています。

フランスで販路開拓を行っている日本メーカーの共通点や特徴はありますか?

塩川 ディストリビューターに過度な依存をしているメーカーが多いのが残念です。取引開始後は、ディストリビューターの既存販路先に商品を卸してもらえるので良いのですが、フランスのディストリビューターは売れる商材のみを取扱うため、売れなくなった場合に、日本の卸業者のようにメーカーと一緒に販路拡大について考えることはしません。また、ディストリビューターはマージンを下げないため、メーカーも販路を開拓する努力を続けることが大切だと思います。

今後の展開についてお教えください。

塩川 現在の店舗は手狭になってきたので、近隣に新たに常設のショールームをオープン予定です。やはり、商品の販売には実物を見せることが非常に大切で、カタログでは限界があります。バイヤーがいつ来ても商談できるように在庫を保管し、オーダーに対して迅速に対応できる環境を丁寧に整えていきたいと考えています。

最後に、日本のメーカーに伝えたいことはありますか?

塩川 海外向けの商品セレクトは開拓先の市場を知っている人を含めて行うことが重要です。また、フランスでも日本の商品は高いとよく言われますが、商品価格を抑えて売り出すのであれば、海外向けは製造工程の一部を省略することも検討した方が良いかと思います。
パリの最新情報については、現地に住んでいる日本人などに聞けばすぐわかることも多いので、お気軽にお問合せいただけると嬉しいです。

お忙しい中、ありがとうございました。今後ともRin crossingをどうぞ宜しくお願いいたします。

※本インタビューは2015年3月8日に中小機構が行ったパリ・バイヤーインタビュー調査に基づき、中小機構 販路支援部で内容を編集の上、掲載しております。

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