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登録メーカー
256社
登録バイヤー
国内:733名/海外:514名

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Rin crossing Eye Rin crossingに期待を寄せる方々に、専門家の立場からいま求められる市場ニーズやものづくりへのヒントをお聞きします。

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レポート<第81回東京インターナショナル・ギフトショー春 2016>2016/03/04

「第81回東京インターナショナル・ギフトショー春 2016」にRin crossingブースを出展しました。

パーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市「第81回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2016」が、2月3日(水)~5日(金)、東京ビッグサイトにて開催されました。

Rin crossingでは、技術・素材を活かして新たな価値観を提案する「クラフトデザインコーナー」に事業PRブースを開設し、参加メーカー30社の商品を展示しました。会場には、国内外から3日間合計で19万4,764名が集まり、Rin crossingブースにも800名を超える来場者がありました。


「個性豊かな逸品」たちを1つのパッケージに。
Rin crossingならではの新たな商品提案が好評!

 
 

今回のブーステーマは「想いのこもった贈りもの」。
来場者に、ストレートに“ギフト”を印象づけたいという狙いから、Rin crossing参加メーカーの商品を、ギフトパッケージとしてアレンジ。「ありがとう」「おめでとう」「よろしく」という、ギフトを贈る代表的な3つのシーン別に展開しました。

ギフトパッケージのアレンジを担当してくれたのは、「東急ハンズ」のバイヤーコンビ(中大路順子さん、木村麻里さん)と、セレクトショップのプロデューサー・佐々木なおみさん。東急ハンズの2人には「幅広い客層をもつ大規模ショップ」、佐々木さんには「地域密着型ショップ」の店頭をイメージし、目的別、価格帯別のギフトパッケージを提案していただきました。

さらに、ブース壁面では「父の日」「ママ友」「女子会」「就職祝い」など、より具体的なシーン別のギフトパッケージも展開。多くの来場者の注目を集めていました。

来場した百貨店・専門店バイヤー以外にECサイト、通販サイト運営者や海外で事業展開している他業種からは、売価、ロット数、ギフトボックスの製作費など具体的な質問が多く寄せられました。また、「どのような手順を踏めば仕入れられるのか?」など、商談レベルの問い合わせが多かったことも、今回のギフトショーの特徴でした。


佐々木なおみ氏インタビュー
「思い切ってターゲットを絞り込むことで、商品の魅力が、よりいっそう際立ちます。」

■佐々木なおみ氏プロフィール
女性プロデューサー兼バイヤーとして、生活雑貨専門店の商品セレクト、商品ディスプレイを数多く手掛けている。

今回のギフトショーで、ギフトパッケージのセレクションを担当していただいたプロデューサー、佐々木なおみさんに、セレクトのポイントや、魅力ある商品づくりについて聞きました。

今回のRin crossingブースの印象はいかがでしたか? また、佐々木さんがセレクトされた各ギフトセットについて、そのポイントを教えてください。

佐々木 「おめでとう」「ありがとう」「よろしく」というキーワードごとに棚展開するという今回のブースコンセプトは、訴求対象が明確で、成功していたと思います。
私がセットを構成する際に配慮したことは、さらに具体的なストーリーをつくること。例えば、「おめでとう」のギフトであれば、友人の笑顔をイメージし「彼女に出産祝いを贈るならどんなものが喜ばれるだろう?」と、できるだけ具体的なシーンを思い浮かべながらセレクトしました。

ギフトアイテムとしてのRin crossing商品の魅力とは、どんな点ですか?

佐々木 日本各地の優れたものづくり技術によって生まれた商品が、Rin crossingという1つの“ブランド”のもとに、これだけ多く集まっている点は魅力的ですね。今回のように各メーカーの商品をセット展開するなどのアイデアも生み出しやすいと思います。
個々の商品を見ると、武骨で粗削りな面もあり、それもまた魅力ではあるのですが、店頭でお客様に手に取っていただける商品づくりには、プラスアルファの“ちょっとしたポイント”があります。今後は、そうしたポイントについて、私からメーカーさんにお伝えしながら、コラボレーションの提案などもさせていただければと思っています。

佐々木さんが生活雑貨専門店の商品セレクト、ディスプレイを手がけられる中で、どのように「売り場のストーリーづくり」や「演出」を行っていらっしゃるのでしょうか?

佐々木 店頭での商品展開を考える場合、「できるだけ多くのお客様に手に取っていただきたい」という思いから、往々にして間口を広げてしまいがちです。でも、それではショップ側が伝えたいメッセージがぼやけてしまう。例えば出産祝いなら「生まれたての赤ちゃんへ」「出産後のママへ」など、思い切ってターゲットを絞り込むことで、伝えたいメッセージが明確化し、お客様の“気を惹く”商品になると思います。セット提案の際には、おすすめポイントの説明文ともに、「●円のセットです」と、価格を示すPOPを添えると“値ごろ感”が明確になって有効だと思います。

佐々木さんにとって、「心に留まる商品」とは、どんな商品でしょうか?

佐々木 「地域の伝統産業を後の世につなげたい」「従来は捨てられてしまっていた素材を有効活用して魅力的な商品にしたい」など、作り手の思いや、背景にあるストーリーが感じられる商品には心を動かされます。同時に、お客様にもその「思い」や「ストーリー」をまっすぐに届けたいと思います。
メーカーの方々には、パッケージデザインやパンフレットなどで、商品に込めたメッセージを伝える工夫をしていただけると、売り場に立つ私たちも、その思いを受け止めやすいですね。

今後、「こんな商品があったら」などのアイデアがありましたら教えてください。

佐々木 個人的には「ソーシャルなものづくり」に関心をもっています。例えば、障がい者福祉作業所などでは、高い技術のものづくりをしているにも関わらず、適正な価格で販売されていないという実情があります。また、子育てを終えたママたちや高齢者の方々には、編み物、刺繍、織物などの特技をお持ちの方々が大勢いらっしゃいます。そんな人たちのものづくりをお手伝いできるような仕組みをつくりたいと思っているんです。
「使ってくれる人たちの喜ぶ笑顔が見たい」という、素直な動機から始まるものづくりには、ワクワクするような楽しさがある。そして、ワクワクしながら作った商品にはワクワクするような魅力がある。Rin crossingのような場を、こうした「ソーシャルなものづくり」につなげていければ……と考えています。


出展を終えて

中小機構 販路開拓支援チーフアドバイザー
足立 正

今回のギフトショーでは、参加メーカー30社、出品商品約260アイテムを、目的別、シーン別のギフトパッケージとして構成、提案するという新たな展示方法にチャレンジしました。
こうした具体的な訴求方法やブース展開が、5月以降の売場の販促計画に悩んでいるバイヤーにとって、店頭の棚づくりのヒントになったのではないでしょうか。
実際、来場者から「ギフトショー初日にRin crossingブースで見たセットが欲しい」と参加メーカーに問い合わせがあり、同セットに商品を提供したメーカー同士のコラボレーション企画が実現したというケースも見られました。
一方、ブースでの商品案内を体験されたメーカー担当者からは、「来場者の反応を目の当たりにして、顧客ニーズを肌で感じることができた」「商品企画の新たな着眼点を発見できた」など、ポジティブな反応を聞くことができました。
ギフトショー閉幕後、来場されたバイヤーからの引き合いが楽しみになるような展開ができたのではないかと思います。
今後も、視点を変えた展示方法にチャレンジすることで、より広範な分野のバイヤーさんに興味を持っていただけるよう取り組んでいきたいですね。

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