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レポート<地域にFOCUS in 愛媛>「陽だまり気分〜愛媛スタイル〜」2017/03/31

贅沢な時間を演出する“メイド・イン・愛媛”を首都圏へ向けて発信

今回のRin crossing Eyeレポート「地域にFOCUS」では、公益財団法人えひめ産業振興財団が主催する市場開拓支援事業「陽だまり気分〜愛媛スタイル〜」について紹介する。

「陽だまり気分〜愛媛スタイル〜」は、愛媛県内の中小企業等が開発・生産する、優れた工業製品・伝統工芸品「えひめプロダクツ」の魅力を、主に首都圏に向けて発信することを目的として、専属アドバイザーが「各事業者の素材や技術を生かした商品ブラッシュアップ」から「首都圏における販路開拓」までの取り組みを一気通貫でサポートし、新たな市場への進出を支援するプロジェクトだ。

「陽だまり気分」というコンセプトワードは、「ウチでもソトでもない“縁側空間”で、ゆっくりひと休みするような時間」を表現したもの。誰もが癒される贅沢な時間を、“メイド・イン・愛媛”のプロダクトで提案している。 日本一のタオル産地・今治市の「今治タオル」をはじめ、伝統産業・技術を活かした「大洲和紙」や「菊間瓦」、ていねいな手仕事で作る「砥部焼」など、愛媛ならではのアイテムがラインナップされている。

専属アドバイザーを務めるのは、マーケティングやデザイン支援、バイヤー経験者など、全国で活躍する5名の専門家たち。これまで4年間にわたって継続的な情報発信に取り組んできたことにより、「陽だまり気分〜愛媛スタイル〜」という“ブランド”に対する首都圏バイヤーからの認知度は、年を追うごとに高まってきているという。


「商品の魅力づくり」だけでなく
「バイヤーへの効果的なプレゼン方法」まで徹底的に支援

 

平成28年度 ギフト・ショー 

 

平成28年度 KITTE販売会

第4期にあたる2016年度は、支援対象事業者として11社が選出された。参加事業者は8月から11月の間に3回の「ブラッシュアップ研修」を受講し、自社商品の魅力アップやブランディングに取り組んできた。さらに12月に行われた「プレゼンテーション研修」では、展示会・販売会に向けて、商品を魅力的に演出するためのパッケージデザインや展示方法、PRツール(パンフレット、ショップカードなど)の活用方法、バイヤーへの効果的なプレゼンテーションの技術についてスキルアップを図ってきた。

その集大成となるのが、年明けから始まる販売会・展示会での販路開拓だ。2017年1月には、東京・丸の内「KITTE」内にある「東京シティアイ パフォーマンスゾーン」で展示・販売イベントを開催。各事業者が講師を務め、ものづくりを体験してもらうワークショップも行った。また、2月には、日本最大のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市「東京インターナショナル・ギフト・ショー春2017 LIFE×DESIGN」に、「陽だまり気分〜愛媛スタイル〜」ブースを出展。各事業者が自慢の商品を披露した。

今年の「ギフト・ショー」では、本プロジェクト参加22社(新規事業者11社、継続事業者11社)に食品事業者4社を加えた計26社の商品でブースを構成。その存在感に、「陽だまり気分〜愛媛スタイル〜」としてのブランド効果も加わって、多くのバイヤーたちの注目を集めた。


参加企業に“チーム意識”が生まれ互いに刺激し合う関係に

暁工房
(宇和島市)

ブランディングにチャンレンジ。新シリーズも完成。

五十崎社中 株式会社
(内子町)

ギルティング和紙の活用可能性を広げ、販路拡大に成功。

小泉製瓦 有限会社
(今治市)

コラボレーション商品など新商品を開発。PRツールも作成し、新規販路開拓に成功。

大南共同陶房
(砥部町)

独自技術を活かした新商品を制作。ギフトショーをきっかけに県外販路を開拓。


「首都圏のライフスタイルに合わせた商品を開発し、販路を開拓する」という明確な目標を掲げ、2013年にスタートした「陽だまり気分〜愛媛スタイル〜」は、初年度から成功を収めた。第1期の参加企業9社が、商品のブラッシュアップや販路開拓に精力的に取り組んだことで大きな話題を呼び、各方面から「“ユニット”として催事に参加してほしい」という依頼が数多く寄せられたのだ。

第1期の成功は、次年度以降の支援事業にもポジティブな影響を及ぼしている。そのひとつが、「陽だまり気分〜愛媛スタイル〜」としての“チーム意識”が生まれたことだ。
このプロジェクトでは、過去に支援対象となった企業が、次年度以降も「継続企業」として「陽だまり気分」の活動を支える仕組みが整備されている。成功体験を知る“先輩”たちがリーダーシップを発揮し、チーム意識を醸成することにより、参加企業どうしが互いに商品の改善案について話し合ったり、バイヤーや販路を紹介し合ったりという“刺激的な関係”が生まれているという。

参加企業からも「これまで交流のなかった“地域内の他業種企業”とのつながりができたことで、商品企画の新たな着眼点を発見できた」「仲間たちと互いに刺激し合うことで、商品開発や販路開拓に対するモチベーションが高まった」などの声が多く寄せられている。

優れた製品や伝統技術を持つ地方の企業が、新たなマーケットに進出したいと思っても、ギフト・ショーのような大規模展示会に単独で出店するには、コスト的にも心理的にもハードルが高い。このプロジェクトは、そのハードルを下げることに貢献した。しかし「陽だまり気分〜愛媛スタイル〜」の成功要因はそれだけではない。「首都圏のライフスタイルに合わせた商品開発・販路開拓」という明確なコンセプトを共有する“チーム”としての意識を醸成したことで、参加各社が日常的に情報交換を行い、互いに刺激し合う関係をつくりあげた……この“関係づくり”が、「陽だまり気分」のブランド価値を高めるという結果を生んだのだ。プロジェクトへの参加を希望する企業は、年々増加しているという。「陽だまり気分〜愛媛スタイル〜」の今後に注目したい。


【株式会社 アール・ピー・アイ】

「陽だまり気分〜愛媛スタイル〜」の運営を担当したのは、株式会社アール・ピー・アイ。同社は、「地域づくり」を中心に、調査・コンサルティング・事業プロデュース・運営サポート等や地域でのビジョンづくり、明確な目標設定を行い、地域の成長を持続させる仕組みづくりを行っている。

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