The Place of Discovery Rin Crossing

menu

menu

登録メーカー
283社
登録バイヤー
国内:877名/海外:513名

詳細へ

創り手たちのStory

Home  > 「タオルは文化」、信頼の品質と斬新なアイデアで市場拡大 |株式会社 成願(大阪)

「タオルは文化」、信頼の品質と斬新なアイデアで市場拡大 株式会社 成願(大阪)

2012/10/10

右から、成願昭彦会長、木村満取締役業務部長、谷吉美智子商品開発担当チーフ

信条は、「世の中にないタオルをつくること」

大阪・泉州は日本タオル産業発祥の地。糸を織ってから漂白、染色をする「後晒(あとざらし)」の技法が特徴で、吸水性にすぐれたふんわりソフトな風合いが愛されてきました。その地で戦後間もなく創業したタオルメーカー成願(じょうがん)は、伝統を活かした高級タオル・泉州創織庵〈匠〉シリーズを守りながら、時代のニーズを先取りした斬新なタオル開発に取り組んでいることで知られています。

成願昭彦会長の信条は、「世の中にないタオルをつくること」。触れるとひんやりし、水に浸すとさらに冷たさが増す〈ECO de クール〉や、美容に効果がある真珠の粉末を繊維に混ぜたタオル、消臭効果がある梅炭を繊維に混ぜたタオルなど、新製品の実用新案はここ10年で14件にものぼります。

「お客様におもしろいと思ってもらいたい。ECO de クールは触れると冷たさを感じる効果が綿の2倍ある特殊なポリエチレン繊維をメーカーと共同開発し、さらに吸水性をもたせる独自加工を施すなど、製品にするまでに1年かかりました。苦労はありますが、ヒットしたら最高にうれしい。今年中にあと3つは実用新案出しますよ」と、力強い笑顔です。

タオル素材を活かした自由な商品展開

人気イラストレーターとのコラボレーションで生まれた〈サカキバラメグミCollection〉。商品開発担当の谷吉チーフが雑誌でイラストを見て「イメージにぴったり!」と個展に足を運び、商品化に結びつけました

泉州タオルの技術と伝統を活かした〈匠〉シリーズ   触れるとひんやりする機能性タオル〈ECO de クール〉

こうした社風をうけて開発部隊も意欲的です。〈Sweet KI・RA・RA〉シリーズでは、高い技術力を要するふわふわ五重ガーゼを活かしたヘアキャップや、ペットボトルホルダーなどの7 つの用途に使えるセブンアイデアハンカチ、〈羽衣〉シリーズでは手染めの上質なマフラーやストールなど、タオルという枠組みにとらわれない多彩な商品展開をしています。イラストレーターとのコラボ商品でも、お子さんに好まれる絵を活かした知育商品を開発するなど、ひとひねりあるのが特徴です。

「購買心理をくすぐる工夫をつねに考えています。本社隣接の自社工場があるため、こんなのが欲しいなと思いついたらすぐにサンプル制作ができるのが強み。モニターさんに実際に使ってもらいながら改良していきます。メーカーさんからのアイデアもすぐに形になるので喜ばれています」と、商品開発担当チーフの谷吉美智子さん。

自社工場併設ならではのスピード開発

本社隣接の自社工場の様子。織機はコンピューター制御されており、柄などのデータを読み込むと4000本もの糸が動き、タオル生地をすばやく織り上げていきます

自社工場ではさまざまなタオル生地を織り上げる織機(しょっき)が24時間態勢で稼働しており、簡単な柄なら1時間程度でサンプル制作が可能です。

OEM商品では、オリジナルタオルの企画・開発から製造販売までトータルサポート。クオリティの高い素材とさまざまな色柄、形への対応と企画力は業界トップクラスと自負しています。

「中国産の安い製品に押されて、業績が悪化した時期もありました。しかし、タオルは生活に密着した商品であり、ライフスタイルを演出する重要なアイテム。時代が変わり、生活にさりげない上質さや豊かさを求める消費者が増えたことから、弊社にしかない技術やハイクオリティな素材が求められるようになりました」と成願会長は語ります。

 
工場2階では箱詰めなどの仕上げ作業が行われ、工場から直接、商品が各小売店に配送されていきます

中国に販路拡大、世界の〈JOGAN〉へ

瀋陽伊勢丹、成都伊勢丹のイベントで〈JOGAN TOWEL FACTORY〉を展開。〈JOGAN〉のブランド化を推し進めています

現在、成願では問屋依存だった販売方法を直販に転換し、〈JOGAN〉のブランド化に力を注いでいます。昨年3月からは中国にも販路を広げ、〈JOGAN TOWEL FACTORY〉として百貨店イベントなどに積極的に出店しています。

「中国の富裕層は、日本製品に安心や信頼を感じています。価格よりも価値重視で、使い心地のよい多重ガーゼなどの高品質な商品が、日本の2倍の価格でも売れる魅力的な市場です。10万円以上まとめ買いされるお客様やリピーターも増えています」と、取締役業務部長の木村満さん。自ら店頭に立ち、お客様の声から市場ニーズを探って商品開発に役立てており、今後はベトナム、マレーシアの市場も視野に入れています。

高い技術力とヒットを狙い続ける社風で、「売場で説明できる商品」「セールスポイントがある商品」を生み出し続ける成願。成願会長をはじめ、従業員には自信に満ちた笑顔が溢れています。
「Rin crossing には、一緒におもしろいものづくりができるような出会いを期待しています。こんなんあったらええなという意見をどんどん聞かせてください」

株式会社成願
(カブシキガイシャジョウガン)

ページトップへ